MSR|Alpine Kitchen Set

MSR|Alpine Kitchen Set

御用達の自転車屋さんに新年の挨拶に行く。Moultonを買った店だ。

仕事の途中、空き時間が出来たので、ずいぶんご無沙汰してしまっている僕御用達の自転車屋さん(以前はアウトドアショップ)に顔を出すことにした。店長はデュアルワークで店舗の他に専門職を持っているので、なかなか店が OPEN している時に顔を出すのが難しく「久しぶり」って印象。

 

アウトドア商品を扱わなくなって久しい。以前デッドストックを物色している時に、気になっていた物がまだ残っていれば、それを挨拶がわりに買おうと思って扉を引いた。笑顔で迎えてくれる店長が有り難い。いつものように、温かい挽きたてコーヒーを淹れてくれる。挨拶もほどほどに、かつてのキャンプ用品を置いてあった棚に僕は向かう。

 

ない!何もない!

 

いきなりロードバイクが置いてある。自転車屋さんならばそれが当然なのだけど、びっくり。あのごちゃごちゃしていた空間はスッキリきれいに整理されている。

「ずいぶんさっぱりしましたねぇ」と僕。

「リサイクル屋が結構高く引き取ってくれたから処分してね」と店長。

確かに2年前から「整理しないとね」と言っていたけど、実行に移していたのだ。それにしてもきれいな店内になった。僕の欲しかったものは…

 

移動してました(笑。

小物なので、小さな棚にまとめて置いてあった。目的のモノも発見。ずっと悩んでいたオピネルナイフ #12 カーボン。なんども手にして、それでもやっぱり大きいかな、と戻すこと数回。一番よく使っている #10 があまりにも手に馴染んでいるから「#12 はデカすぎる!」と頭ではわかっていながら、先日の実家での鍋作りを思い出す。(キャベツをサクッと切りたかったなぁ)なんて、この一件でナイフの存在を思い出したわけで…

買うことに決めた。

 

そこまでは筋書き通り。別件で見ていた MSR Alpine Kitchen Set が今度は気にかかる。キャンプ出動は今後ソロが余儀なくされる。となると家族で行くときのように調味料のフルセットなんて持って行く必要も無くなる。荷物は極力小さくしたい。このアルパインキッチンセット、MSRの昔のロゴで、中身はプラスティック製品が多いから、最悪使えない可能性もある。中身を全部取り出してチェックする。外見は問題なさそう。ただ思いつきで購入するには値札が気にかかる。

6300円がセールで 4000円。MSR の僕の持ってるコッフェルに入れられるものなのか、持参してないからわからない…

しっかり使えて、荷物を減らすことができて、軽くなるのであればお安い買い物。こういう時、僕は真剣に悩むようになった。断捨離の実行や、ミニマリストへの憧れ、ソローの教えが頭を駆け巡る。同じ用途のものを持っていなかったか? とか、代用になるものはないのか? とか、作れないものか?とか。

 

旧ロゴ MSR の商品がオークションで高く売れると、わかっていれば即決もあるのだろうが、そんな知識は持ち合わせていない。

 

結局、必要かどうかを真面目に判断する、と結論。そして「これはいくらになりますか?」と一応店長に聞く。

すると予期せぬ値段を口にした。僕は、決断。大英断。

 

そして、真鍮好きな僕を虜にするような品を発見してしまう。プライスシールがない。いくらなのか? これも直接店長に聞く。「いくらだったかなぁ」とネット検索し、よく似た商品を見つけ出す。BEAMS とのコラボ商品は 1500円で売っている。僕が目にしているのは、A&Fオリジナル商品。真鍮の輝きはすでに失っている。

「買います!」僕は、またお買い物を楽しむ有閑マダムのような面持ちになる。自宅で A&F のカタログで確認すると SOS カプセル 1100円とあった。

 

そんなこんなで新年の挨拶はまるでお年玉をもらった子供のように、はしゃいだおじさんに成り下がってしまった。新年早々、良いことがあると今年1年は十分楽しめるのではないかという気になる。3点すべてが税込 2100円。オピネルナイフ1本よりも安い!店長の言い値だ!

いくら分が税金になるのだ?8%だとすると商品自体は…。どうもややこしい計算になるようだ。個別には一体いくらなのだろう?